ゴール フェイス グリーン

ゴール フェイス グリーン

コロンボ居住者にコロンボを訪問するとき、何をすればよいか尋ねれば、ゴール・フェイス ・グリーンでの散歩が確実にトップ5」に入っているに違いない。宗教、民族、背景、社会的地位に関係なく、全員が楽しみを求めて集まる場所だ。入園料もなく、閉園時間もないオープンで自由な空間である。

以前はもっと広いスペースだったが、今も迫力満点のインド洋とゴールロードが境界線となる5ヘクタールに広がる巨大広場だ。元々ゴール・フェイス ・グリーンは1859年に当時のヘンリー・ウオード知事がレクリエーション場として割り当てた場所だ。

昭和天皇が皇太子時代にお泊りになったとされる歴史的価値と風情に溢れるゴール・フェース・ホテルが左端、右には大英帝国時代からの遺産となる壮大な大砲が数多くインド洋を静かに眺めている。新しく建てられた桟橋からの魚釣りや夕暮れのときの散歩も忘れてはいけない楽しみ方です。ここは西に向かっているため夕暮れのとき感動的な光景が目の前に広がる。

「ゴール・フェースには常に何かが起きている」が、地元の人々の口癖である。 早朝は涼しい海風が気持ちよく、コロンボの健康志向の人々がジョギングやストレッチングに集まり、近くの陸軍基地の若い兵士たちが訓練にやってくる。毎朝、活気に溢れている。

釣り人に人気な桟橋、雨の後の朝は魚が餌を求めて陸側にやってくるため、たくさん釣れるそうです。魚釣りで生計を立てている人の他に、趣味として楽しむ人も夕暮れの後にも釣竿と片手に期待を胸にやってくる。

日影がなく、真昼間のグリーンに挑むのは若いカップルがほとんど。傘の下で愛を育むカップルたちの光景は今ではごく普通のことだ。が、夕暮れと共にグリーンが活気付きます。

屋台が営業を始め、様々な形の凧が大空を飛び始め、子供がクリケットなどを遊び始め、空と海がオレンジいるに染まり始める。

海に面して設置された屋台一列のそばを歩くだけで食欲が最大級に達し、誰もが自分の大好物の一つや二つに出会えるでしょう。

「イッソ ワデイ」(エビを乗せたダール豆のケーキの素揚げ)。「アッチャール」(フルーツのピクルス)、赤唐辛子と塩で味付けしたココナツ入りの「カダラ」(ゆでたひよこまめ)とがもっとも人気の軽食だ。

もっと充実した食事を好むなら、ナーナ(ムスリムコミュニティでは兄貴の意味)の店を見つけて入ってみてください。パサパサした触感の「パラタ・ロティー」、肉や野菜がたっぷり入った「コットゥ・ロティ」、スパイスが効いた炊き込みごはん、「ビリヤニ」、ビーフンの麺が入った「ストリングホッパー・ビリヤニ」、様々種類のワディ等多くの選択肢がある。

しめは何と言ってもそこならではのデザートだ。トラックで売りに来るアイスクリームとスリランカの綿菓子、「ボンバイ モタイ」にかなうものは他ないでしょう。

ほとんどの人にとってのゴール・フェイスはゆっくりとした時間を過ごす場所である。散歩したり、夕暮れを見たり、普段食べないものを味わったり、冒険したり、インド洋の涼しい海風を浴びたり、一旦止まり充電し、また次の日に備えるための重要な役割を果たしているでしょう。

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