スリ・サンガボ王にまつわる物語

スリランカ情報|スリ・サンガボ王伝説とスリランカ仏教の心

スリランカの古代史を記した年代記マハヴァンサの伝えるところによると、王子サンガボの誕生に際し、占星術師達は彼がいずれ国の偉大なる支柱となることを告げた。

サンガボは、父王ゴータバヤ1世(紀元244〜247年)の後を継ぎ、紀元247年から249年にかけてスリランカを統治した。その治世は2年という短さだったが、その慈悲深い性格は民衆の心に深く刻み込まれた。

サンガボは仏教の戒律を忠実に守り、生き物を傷つけることを極端に嫌った。彼の慈悲の名声が広まるにつれ、国中から重い皮膚病を患う者が彼の元に癒しを求めてやって来た。サンガボは自ら患者たちの傷の手当てをしたと伝えられている。

その後、次の王ゴータバヤ2世がサンガボの首に懸賞金をかけた。農民がサンガボを見つけ、その首を切ることを申し出たが、サンガボは農民が貧しさのために苦しんでいるのを知り、自ら農民に首を差し出したという。

この自己犠牲の行為により、サンガボ王は後世に聖人として崇められるようになった。現在でもアッタナガッラ寺院は彼に捧げられた寺院として信仰を集めており、毎年多くの参拝者が訪れる。